物語と共に紡ぐミニチュアスイーツ
Minie Meのカフェへようこそ！✨
今回はニンジン嫌いの女の子、
リリちゃんのために
キャロットケーキを作りました♪
生地に使ったスパイスは、
シナモン・クローブ・ナツメグ。
あと、すりおろしたニンジンとクルミが
入っています。
たっぷりのクリームチーズフロスティングと頂く
キャロットケーキは最高です❁
本作品は、
画像1枚目の小さなアクリルケースに入れて
お届け致します！
ケースのまま飾って頂くことも出来ますし、
1つ1つ取り出して楽しんで頂くことも可能です。
※取り分けたケーキ1ピースとフォークは
お皿に接着済みです。
♛内容♛
（透明のアクリルケースにセットしてお届けします）
・キャロットケーキ…×1
・ケーキスタンド（陶器製)…×1
・お皿(陶器製)に取り分けた
ケーキとフォーク…×1
※ 全て接着はしておりませんが、
画像1枚目のように、
アクリルケースに仮接着した形でお届け致します。
仮接着には、"ひっつき虫" という
ねり消しのようなソフト接着剤を使用しておりますので、
簡単に取り外して頂けます！
※ニンジンについている葉っぱは取れやすいので
お取り扱いにご注意下さい。
♛サイズ♛
キャロットケーキ：直径約2cm、高さ約1.5cm
アクリルケース：幅5.9cm×奥行4.5cm×高さ3.1cm
♛素材♛
オーブン粘土、レジン、ドライリーフ他
…では最後に、
今回のキャロットケーキにまつわる物語をお楽しみ下さいね♪
♛Minie Meの物語♛
～#2 【ニンジン嫌いな子のためのsweet sweet キャロットケーキ】〜
「Minie Meさんこんにちは。
来週予約した娘の誕生日会のことで、
ちょっとご相談したいことがあるのですけれど…」
カフェのドアを開けたのはリリちゃんのお母さん。
リリちゃんはお母さんにしがみついて離れない。
今にも泣き出しそうな表情をしている。
「リリちゃん、お母さんこんにちは。
どうしましたか？」
Minie Meが尋ねるとリリちゃんが口を開いた。
「リリね、今日幼稚園のみんなに笑われたの。
もうすぐ5歳なのに、ニンジンも食べられないの？って。
だから、みんなにニンジンが食べられるとこ見せてやりたいの！
でもニンジンは嫌い。だって変な味がするんだもん…」
涙をポロポロこぼしながら話すリリちゃんは
とても悔しそうだ。
「Minie Meさん、こういうわけなんです。
お誕生日会でリリでも食べられるような
ニンジンのメニューを出して頂けませんでしょうか？」
とお母さん。
Minie Meは5秒ほど天井の方に目をやって
イメージを馳せた後、優しく頷いた。
「わかりました。お友達にニンジンが食べられるようになったところを見せてやりましょう！」
そしてリリちゃんの誕生日会当日。
カフェは貸し切り、子どもたちで大賑わい！
リリちゃんとお母さんだけは緊張の面持ちだ。
「ではバースデーケーキをお出ししますね！」
Minie Meがテーブルに運んで来たのは…
「あーー！！
ニンジンだ！！ニンジンのケーキだ！！」
子どもたちが叫んだ。
運ばれてきたバースデーケーキは
なんと小さなニンジンがのっているキャロットケーキ。
リリちゃんはギョッとしている。
いかにもなニンジン！がのっているだなんて
そんなの聞いてないという表情だ。
「リリちゃん、食べてみて。
このニンジンはMinie Meが育てたニンジンなんだ。」
Minie Meはにっこり微笑んた。
みんなもリリちゃんをじっと見ている。
もう後には引けない…
「いただきまーす！」
リリちゃんは目をつぶって、
えいやっとニンジンを口の中にいれた。
「………
あれ？
ニンジン、くさくない。
あまくてフルーツみたい。
美味しい！！」
リリちゃんはあっという間に
ニンジンを丸ごと食べ終えた。
「あれー？リリちゃん、
ニンジン食べられるようになったんだね！」
「リリちゃんすごい！」
「僕も食べたい！このニンジンケーキ！」
お友達みんなは大興奮で
キャロットケーキに飛びついた。
リリちゃんも満足そうにケーキを食べている。
「Minie Meさん、なぜ？！」
リリちゃんのお母さんがMinie Meに耳打ちした。
「あのニンジンは、匂いが少ないアロマレッドという品種を小さいうちに収穫したんです。柿のように甘いんですよ！
ケーキのなかにもすりおろしたニンジンがたっぷり入っていますが、
多分みんな気付かないと思います♪」
「そうだったんですか！！
同じニンジンでもそんなに味が違うなんて…
