サイードの声に耳を傾けたい 〈9・11〉を全体の文脈のなかにどう位置づければよいか。
ニューヨーカーとして、アラブとして、知識人として、事の真相に迫った、大注目のメッセージ集!
「9月11日の合衆国の同時多発テロを受け、さまざまな人々がさまざまな発言をした。
…比較文学の研究者でありながらパレスチナ解放運動に深くコミットし、
合衆国のメディアの偏向やアラブに対する偏見を鋭く批判しつつ、
パレスチナ解放運動のもっとも強力な代弁者として積極的に発言してきたサイード。
合衆国が異様な興奮状態につつまれ戦争熱が盛り上がる中で、
過激な言辞と抽象化に走ることの危険を指摘し、冷静に現実に起こっている事態を見据えよと訴える、中身の濃いコメント。」
(訳者あとがきより)
本書は、エジプトの英字紙『アル・アフラーム・ウィークリー』掲載の9・11直前の記事から
2001年12月末までの7本と、9月末に実施されたサイードへの緊急インタビューよりなる。
-目次-
プロパガンダと戦争
集団的熱狂
反発と是正
無知の衝突
ふるい起たせるヴィジョン
危険な無自覚
イスラエルの行きづまり
「9・11」をめぐって――インタビュー
-関連書籍-
サイード『文化と帝国主義』全2巻
サイード『イスラム報道』
サイード『遠い場所の記憶 自伝』
出版社: みすず書房
発売日: 2002/2/1
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