『ELECTRIC MUD / MUDDY
WATERS』※室内の証明がオレンジ色の為、写真では黄ばんだ印象ですが、汚れ・黄ばみ等はございません。1968年発表。大迫力のエレクトリック・バンドを従えて自信の名曲を再演、ストーンズのカヴァーも収録。70年代のマイルス・デイビス・バンドを支えたピート・コージー(ギター)が参加。アルバム全編に渡って、後に発表されるマイルスの名盤「アガルタ」(1975年作品)でのプレイを彷彿させる、ブリブリに歪ませた変態ギターを、本作で早くも披露しています。マディのヴォーカルに被せて「これでもか!」と引き倒す様が凄まじい。フィル・アップチャーチ(ギター)も参加。ファンキーに暴れ狂う、ミッチ・ミッチェルの如く手数の多いドラムと重量感満点の図太いベースが作り出す、ドス黒く強烈なグルーヴに乗って攻撃的なオルガンが唸りを上げて鳴り響く。アシッド感の強い、バックのド変態サウンドとマディの燻銀のヴォーカルが全く違和感無く、絶妙なブレンドを聞かせる、ド迫力のブルース・ファンク、サイケデリック・ブルース、ヘヴィー・ロック・ブルースアルバム。1968年はジミヘンドリックスのデビュー翌年で『エレクトリック・レディ・ランド』を発表。ローリング・ストーンズは全盛期の幕開けを飾る『ベガーズバンケット』を、レッド・ツェッペリンがデビューした年である事を考えると大変興味深い重要作品。ロック、ブルース・ファンのみならず、レアグルーヴ、ファンク、ジャズ・ファンク、フリーソウル・ファンも押さえておきたい名盤です。ブルースブルースロックフリーソウルローリングストーンズクリームファンクジミヘンドリックスマイルスデイビスビートコージーレアグルーヴアシッドジャズビートルズエリック・クラプトンレッド・ツェッペリンCD