1972年に設計されたカルフォルニアのSoarcraft社(今はもうない)のキットから作り上げたLibelleです。もとはピュアグライダーだったものをモーターグライダーに改造してあります。日本の模型屋さんが販売していた記録はないので、どなたかがアメリカで何十年も前に買ってきたものだと思われます。写真5の翼型からもわかるように完全なサーマル機です。
この機体は友人から譲ってもらったものですが、最初に見たときに「わー」と溜息が出ました。ノーズからキャノピーに流れる独特の形状やリブ組の美しさに半世紀も前の愛好家の思いが伝わってきたました。
スペックは翼長270cm 胴体125cm
飛行重量は約1400gです。主翼と水平尾翼はオールリブ組にフィルム貼りで胴体と垂直尾翼はGRFPです。 受信機とリポ以外は全部ついていますので直ぐに飛ばせます。リポは2500mAh3セル(重量220g)をつけていました。20Aくらい出力があればいいので手持ちのリポにバラストを足して220gにしていただければそれでいいと思います。
メカはラダー機なのでエレベータとラダーだけです。スポイラーはありません。配線用の穴がリブに開いているので改造は容易です。ですが、半世紀も前から変形もなく完璧に作られているこの機体をそのまま飛ばして欲しいと思っています。(購入者の自由です)
この時代の機体の特長は写真8の上反角をつくる九の字の丸カンザシが着地のショックで90度回転して主翼が後退翼になり破損を防ぐようになっていることと水平尾翼がフライングテールになっていることです。機体を設計した先人の知恵に改めて敬意を抱きます。
郵送はクロネコの200cmとなります。手渡しにも応じますので東名高速道路横浜青葉インターから10分です。
すぐに飛ばせます。