1981年アメリカ映画「勝利への脱出」のオリジナル・サウンド・トラック完全盤。
1943年、第二次世界大戦最中のドイツ南部のゲンズドルフ捕虜収容所。暇を持余し空地でサッカーに興ずる連合国軍捕虜達の姿を見て、ドイツ軍情報将校フォン・シュタイナーはドイツ代表対連合国軍捕虜チームとの親善試合を思いつく。捕虜のリーダーの一人、コルビー大尉はこの提案を受け入れメンバーの人選に入るが、上官達は裏では試合を利用した大規模な脱走を計画し、コルビーに対しこの計画に加わるよう強く勧めていた。その後、ドイツ軍上層部はこの試合を利用したプロパガンダを企画し、試合会場はドイツ軍による占領下にあったフランスのパリと決定する。選手の中にはトリニダード・トバゴ出身のテクニシャンのルイス・フェルナンデスも加わり猛特訓を開始する。一方、米軍捕虜のハッチは外部のレジスタンス組織と連絡を取るためにいち早く収容所を脱走するが、連絡係として再び収容所へと舞い戻り、試合にはゴールキーパーとして出場する。
監督：「許されざる者」「天地創造」「ロイ・ビーン」「マッキントッシュの男」「王になろうとした男」のジョン・ヒューストン。
出演：「ロッキー」「ランボー」「クリフハンガー」「エクスペンダブルズ」のシルヴェスター・スタローン、「ミニミニ大作戦」「狙撃者」「探偵スルース」「10億ドルの頭脳」のマイケル・ケイン、「偉大な生涯の物語」「さらばベルリンの灯」「エクソシスト」「コンドル」のマックス・フォン・シドー、ペレ（サッカー選手）。
音楽：「ロッキー」「ハリーとトント」「グロリア」「007 ユア・アイズ・オンリー」「探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!」「ライトスタッフ」「ジャッカー」のビル・コンティ。
メインテーマは、スポーツ物とも、戦争物とも、どちらでも使える、颯爽とした行進曲。これは、エンディングにも使われていて、非常に感動する。収容所の中という、全編緊迫した雰囲気で進行していくが、ビル・コンティのスコアは、メリハリがあって、音作りが素晴らしい。数々のヒット・スコアを生み出してきたビル・コンティの、彼の傑作の一つと言えよう。
本品は、2005年に、ベルギーのPrometheus Records より、3000枚限定で発売され、完売・廃盤になった物の、未開封新品盤になります。シリアルナンバーは、714番。
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